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中小企業診断士というのは、7科目の択一問題を2日間で解く一次試験と、4科目の筆記問題を二次試験と、さらに面接試験を経て与えられる国家資格です。

一次試験も相当難しいのですが、二次試験が曲者で筆記試験で解答が公開されていないため、何が正解かわからない。合格した時の試験を終わった直後の感想は、「これで受からなければ、何が正解かわからない」でした。

そのため、解答は難しい答えを書かなければいけないと思いがちですが、おそらく二次試験の解答はそれほど難しく無い。10人中6〜7人が思いつくようなありふれた答えが正解だと思います。ところが、全ての問についてありふれた解答を書くのが難しい。

予備校の解答でさえ、問題の言葉尻に引っかかってすごく難しい答えを出している時がありますが、出題者が意図した答えはもっと簡単なものであるはずです。

受験生の方は沢山勉強をしてこられたと思いますので、つい調子に乗って正解以上の解答を書いてしまいがちです。しかし、正解を超えた答えは点数はもらえません。

優しい出題者は、ヒントも答えも問題の中に用意してくれていますので、受験生は、勉強してきた成果をフル発揮せず、セーブしながら月並みな答えを書くことが、合格する術だと思います。

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