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事業承継のセミナーを受けると必ずでてくるグラフが、1995年には経営者の中心が45歳だったのが、2005年には55歳、2015年には65歳になるというもの。このグラフを見ると、ここ20年で急激に経営者の高齢化が進んだように見える。

経営者にアンケートすると、30代で起業または承継した会社が、一番成長率が高いそうです。だから、早めに若い人に事業承継しましょう。これは、確かにそうだと思いますが何か違和感。

今の経営者の中心世代は60代。その人たちが30代の時といえば1980年代。時はバブル全盛期。30代で起業したから成長したのではなく、その時に起業した人が30代だった。なぜ起業したのか。

バブル直前、戦後すぐに起業した人達は60歳を過ぎ、高度経済成長も終わりを告げ、受験戦争、就職戦争に嫌気がさした人達で、溢れていた。そういった空気の中、起業、承継してきた人達が、バブルを泳ぎ切った今の高齢経営者たちではないかという気がする。

つまり、今の経営者の高齢化問題は、単なる企業の経営問題ではなく、戦後日本に2度めに訪れた時代の変革期ではないか。

受験に失敗した人、就職に失敗した人、会社でくすぶってる人、そういった若い人達がこれからの時代を担う後継者かもしれない。

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