30年くらい前に税務署で路線価図を書いていました。当時は高度経済成長晩年で、概ね去年の路線価に10%足したくらいの金額にしてたように記憶しています。土地だけ10%上がっていたわけではなく、何もかもが10%くらい毎年値上がりしていて、郵便貯金が10年したら倍になるという時代でした。しかし、だんだんと土地の値が上がらなくなって来ました。
そこで、今まで公示価格の70%だった路線価を80%に持っていくことになりました。
土地以外の物の評価は時価の70%で算定するのに、土地だけ80%にしたのはなぜでしょうか。
表の理由は、公示価格が時価の80%だから路線価はその80%にしたら、時価の70%くらい(64%)になるとかだったと思いますが、真の理由は税収を上げ続けるためなんじゃないのかと、思っていたようないなかったような。
バブルがやってきたのはそんなような時でした。